2018年10月15日

主体的な学び

新学習指導要領では「主体的な学び」という言葉が使われています。
これは、これまでの教育では教える側(先生)が主体となって学習活動が進められていたのに対して、
生徒が自ら学習活動を進めていくような教育を目指しているということです。

その例として、アクティブラーニングという学習の仕方が、よく取り上げられています。
先生が、ある程度概要を説明したら、あとは生徒たちが自分で教科書などを読んで学習を進めていきます。
わからないところは生徒同士で教えあったり、調べたりしてわかるようにします。
極端な場合、先生はほとんど教えないということになります。

これは、これまで教えようと頑張って来た先生には、大変なことが起こってしまいます。
「教える」ということがなくなってしまうのですから。
しかし、実はここに先生が気付いていないかもしれないことがあるのです。
先生が教えたことの全てが生徒に伝わるのかというと、そうはいきません。

理解の速度は、ひとりひとり差があります。一度聞いただけでは理解できないこともあります。
逆に一度聞いただけで理解する生徒もいます。
以前に習ったことを忘れていたので理解できなかったということもあるでしょう。
言葉だけで説明されると理解しにくいという生徒もいます。
イメージ(図や写真、実物)などを使って説明すると、理解度が高くなる生徒もいます。

このように理解する速度や理解の仕方には、生徒によって大きく違いがあります。
その違いのひとつひとつに対応しようとすると、先生一人では足りません。
そこで、話し合って理解しようとしたり、わかっている生徒が分かっていない生徒に説明したりすることで
学習活動を進めるのが、「アクティブラーニング」ということになります。

また、先生に質問するのは生徒にとってはハードルが高いということもあります。
生徒どうしのほうが質問しやすいということもあるのです。

このアクティブラーニングのよさについては、また次回書きます。
posted by nakaura at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育

2018年08月29日

これからの教育

この2〜3年で「主体的・対話的で深い学び」というテーマが教育の中で議論されるようになりました。
少し専門的な言葉も使いますが、私なりの考えを書きます。

OECDではPISAによる学力テストが始まった2000年頃から、
知識習得よりも「読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシー」が重視されています。
つまり、簡単に言えばたくさん知識を持っているとか問題の解き方を知っているというのが
これまでの「学力」ということでしたが、
これからは「知識を持っている」「やり方を覚えている」というのではなく、
資料やデータを「どう読み取り」「どう活用して行くか」という能力を育てていこうとしています。

これまでは、覚えているということで、受験に合格したり、会社に入ったりという、
「試験」合格することができましたが、コンピューターやAIの進化により、
覚えていることや決まった形の処理・作業は人間が行う必要がなくなって来ます。
そこで人間に必要な能力は「AIなどにできないこと」となります。

これからの教育が短期間で変わらざるを得ないと私は考えています。
posted by nakaura at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育