2019年08月02日

国語・読解力が大切なわけ2

前回のブログからしばらく時間が空いてしまいました。

ある時、国語の点数と主要5教科の点数の相関グラフを作りました。
そうすると見事に右上がりの直線上のグラフになりました。
つまり、国語ができるほど5教科の点数もいいという結果です。
ある生徒10人程度のデータですから、
これがすべてというわけではありません。

国語力が大切だと考えてから様々な国語の教材を試しました。
小学生レベルから高校生入門レベルまでにつながるものがなかなかありませんでした。
やっとたどりついたのが、「論理エンジン」という教材です。
平均的な高校生がこれを使って学習すると偏差値50を超えることができます。
しかし、小学校レベルの国語につまづいている場合にはなかなか伸びないようです。
語彙力が少ないことと簡単な文の要約が苦手であることが原因のようです。

そこで、これを補うため、または小・中学生でも取り組める教材が必要ということに
なりました。
posted by nakaura at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育

2019年07月11日

国語・読解力が大切なわけ

大学を卒業して30年間ほど、「教える」ということに携わって来ました。
どれくらいしっかりと教えられたかわかりませんが、
10数年前から疑問を持つようになりました。

なぜ、同じように教えても理解のしやすさが違うのか。
たくさんの要因があってこれとは決められませんが、
一つの答えが見えまて来たのが、10年前のことです。
たまたま、隣町の標津町の図書館で見つけた本。
「本当の国語力」という直井明子さんが書いた本でした。
国語という教科は、私が教えている教科ではなかったので、
教え方もわからなく、学校任せにしていました。
しかし、この本を読むと国語の大切さがわかりました。
特に小学生の時に国語の力が付いているかどうかが中学以降の
学習に大きな影響があるのです。

この本を読んでから国語の指導を始めたのですが、
国語と学力には大きな関係があると実感するようになりました。
国語力・読解力の違いが理解力につながっているようです。
続きは、次のブログで書きます。
posted by nakaura at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育

2019年07月03日

中標津高校 学級減 2021年度から

先月4日に北海道教育委員会が公表した公立校配置計画案によると
2021年度から中標津高校の商業科と事務情報科が統合されて
総合ビジネス科になります。

これまで、中標津高校は、
普通科4クラス、商業科1クラス、事務情報科1クラスでしたので、
全体として学年6クラスから1クラス減って、5クラスになります。
1クラス40人ですから、
全体として募集人数が40人減ることになります。

学習指導の面から考えても、生徒の生活のしやすさから考えても、
1クラス30人程度にして
募集人数は減らさないほうがいいと思いますが、
教育に予算を十分に取れない今の日本では
1クラス30人が実現されるのはまだまだ遠い未来のことなのでしょう。
posted by nakaura at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育

北海道公立高校入試 裁量問題廃止

道立高校の入試で採用されていた裁量問題が2022年度の入試からなくなることになりました。
裁量問題とは、標準問題の国語、数学、英語の問題の一部を差し替えて解答するものです。
特に進学校では、標準問題では点差がつかないので合否の判定が難しいということを理由に
2009年3月の高校入試から裁量問題が出題されるようになっていました。
裁量問題は基礎的な問題を応用問題に置き換えて解くものです。
釧路管内、根室管内の高校では釧路湖陵、釧路江南、根室高校が採用しています。

2022年度入試からはすべて同じ問題を解答することになります。
これは、2020年度から始まる新学習指導要領に伴うもので、
2021年度入試から始まる大学入学共通テストによって
試験の内容が大きく変わるということは、これまで何回か書いて来た通りです。
高校入試もそれに合わせて、思考力重視の内容へと変わります。

変更点は、試験時間が45分から60分へ、
点数が60点満点から100点満点へと変わります。
思考力重視ということですから、
文章や資料を読み取る問題が多くなることが考えられます。
posted by nakaura at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育

2019年06月19日

大学入試が大きく変わる 2

前回、センター試験が廃止されて「大学入学共通テスト」へと変わることについて、概要を書きました。
昨年行われた大学入学共通テストのプレテストから新テストの傾向について考えます。

文章や資料が多いというのが第一印象です。
これは、やはり読解力が問われることになります。
長い文章や資料を読み取って、どのように解答を導き出すかという力が必要になります。
知識や解法をを暗記して答えを出すような試験に対する疑問が唱えられていましたが、
それが今回の新テストによって、読解力と思考力重視に変わるということなのでしょう。

現在高2生以下のみなさんは新テストを受験することになりますので試験内容に合わせた対策をして下さい。
第1に読解力の強化が必要です。
ただ国語の問題を解くのではなく、なぜそのような解答になるのかを解説している問題集を使いましょう。
そして、理解度に応じてあった問題集を解きましょう。
例えば、マーク模試で50%程度取れていない段階でセンター対策の問題を解いていても伸び悩んでしまいます。
それは、基本的な文章の読み取り方を理解していないからです。
そのような場合は、場合によっては中学レベルの読解力トレーニングから始める方が遠回りのようで早く結果を出せます。

具体的な学習方法は、別の項目としてブログで書きます。ご期待ください。

多くの仕事や作業が、AIによって行われる時代になってきました。
今回の入試制度の変更は時代に合わせたものになっていくのでしょう。
posted by nakaura at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校生

2019年06月13日

センター試験最終年度 2

首都圏を中心に倍率が急変しています。
中堅以下の大学の倍率が急に高くなっています。
この背景には何があるのでしょうか?

文科省では、3年ほど前から首都圏や関西圏の大学の合格者を
絞り込むようになりました。
以前は定員の1.5倍くらいの合格者を出す大学もありましたが、
1.1〜1.2倍程度に抑えるように指導しています。
大都市に学生が集まり過ぎないようにするという政策です。
このことにより、多すぎる学生を入学させた場合には、大学への
補助金をカットするというペナルティーを課すようになりました。
したがって、大学は合格者数を絞り込むことをしなくてはならなく
なり、上位の大学で合格者が減って来ました。

その結果、その下の大学は倍率が高くなるという現象が起きました。
つまり、早慶上理からGMARCHへ、GMARCHから日東駒専へ、
と下位の大学へ受験生が流れて行きました。
関西では、関関同立から産近甲龍へということです。

このことは、北海道の大学にも影響が出ているようです。
北海道の北海学園大学や北星学園大学などの文系学部を中心に
倍率が上がっているのです。

昨日書いたように、センター試験ラストイヤーですので、
なんとしても今年で合格したいと考える受験生が多くなりますので、
しっかりとした対策が必要となります。
posted by nakaura at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校生

2019年06月11日

センター試験最終年度 1

今年の高校3年生はちょっと注意しなければなりません。
それは、今年がセンター試験のラストイヤーだからです。
センター試験が最後の年であるということは、
もし、今年の大学入試で合格できなかった場合、
来年度から始まる大学入学共通テストを受験しなければなりません。
新テスト(大学入学共通テスト)では、大きく試験の方法が変わります。

したがって、新テストを受験するためには今までと違った対策が必要なので、
多くの受験生は浪人することを避けようとするため、学力を上げようとするか、
志望校を下げてでも合格しようとします。
場合によってはすべりどめの受験で合格をしておいて、
志望校を受験しようとします。これは今までと変わらないように感じますが、
首都圏を中心に上位大学が合格しづらくなり、中堅以下が高倍率となっている
ので、全国的に倍率が大きく変動しています。

また、この2〜3年の就職率を反映して、文系が非常に高倍率になっています。
特に首都圏はその傾向が強くなっていますが、北海道の大学でも倍率が上昇
している大学があります。

このように、センター試験ラストイヤーということと文系の高倍率化が
重なっていますので、大学の倍率が急に上昇する場合があります。
受験対策をしっかりしておくことと、受験する大学の情報を集めておく
ことが重要となります。
posted by nakaura at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校生

10年後の地域の未来 教育と地域経済

前回、教育が地域にできることを書きました。
教育が地域経済とどうつながっているかを考えてみましょう。

地域の中学生のなかで、都市部(中標津で考えると、札幌や釧路)の高校に
進学する生徒が1人いるとします。
高校の授業料は別に考えるとして、住居費や食費などの生活費が仮に6万円程度
とします。そのほかに娯楽などのお金、また、塾などに通うことも考えます。
そうすると、月に8万円程度は住んでいる町でお金を使うことになります。
1年間にすると96万円ということになるでしょう。約100万円とします。
(実際には一人ひとり違いますので、その違いは考えないことにします。)

そうすると、生まれた町あるいは実家のある町で使われるお金が
進学先で使われることになります。3年間では300万円程度となるでしょう。

今回、道教委の発表でありましたが、中標津高校の募集人数が2年後から
1クラス減(40人減)ということになりました。
これは、中標津高校で働く教員が減るということにつながります。
教員1人が500万円程度の年収があるとして、そのうち300万円
程度を町で使うとすれば、3年間で900万円程度の合計になります。
もし、1クラス減によって3人程度教員が減るとすれば3000万円
程度の町での消費がなくなるということになるでしょう。

もちろん、札幌や釧路の高校にどうしても進学したいという生徒さんに
それは良くないというつもりはありませんが、
町で使われるお金という視点で見るとこれだけの影響もあるということ
です。

ちなみに、有名な東進衛星予備校は30年ほど前から衛星通信によって
地方の塾でも東京と同じ授業を受講できるということで、全国に
広がっていった経緯があります。
つまり、地方の塾がシステムを導入することで、都市部の進学校に
進学しなくても、地元の高校に通いながら有名大学や難関大学を
めざすことができるようになったということです。
posted by nakaura at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2019年06月10日

大学入試が大きく変わる 1

現在の高校2年生から始まる大学入学共通テストの概要が明らかになって来ました。

センター試験との大きな違いは次の通りです。
1.国語と数学に記述問題が出題される。
2.英語のテストの内容が大きく変わる。
3.入試の方法が変わる。

センター試験ではマーク式といって、答えを選択するか、数学では形にあった数字をうめていく
という解答方法でした。
しかし、新テスト(大学入学共通テスト)では、国語と数学に文や式で書く「記述式」が、導入されることになります。
まだ、配点はわかりませんが、記述式では自分で方針を立てて考えたり、自分の言葉で表現しなければなりません。

英語のテストはかなり大きな変化があります。
センター試験では、筆記200点、リスニング50点の配点でしたが、
新テストでは、リーディング100点、リスニング100点となり、
これまでに比べて大幅にリスニングの割合が高くなります。
点数が増えるということは、リスニングの時間も増えることになるでしょう。
ですから、すぐには伸ばすことが難しいリスニングは1・2年生から学習しておき
耳を慣らしておかなければならないということになります。

入試の方法は、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜という3つになります。
一般選抜は、これまでの一般入試に相当するもので、新テストを受験することになります。
英語では、共通テストだけではなく、英検やGTECなどの外部英語試験を利用する場合もあります。
また、一般選抜では「調査書」も活用する場合があります。

学校推薦型選抜は、これまでの推薦入試に相当しますが、なんらかの「学力試験」が
必須となるので、テストで点数を取れるようにする必要があります。

総合型選抜は、これまでのAO入試に相当しますが、これも「学力試験」を受ける必要があります。
ここでいう「学力試験」とは「大学独自の試験」または「共通テスト」を受験することになります。

非常に大きな変化となりますので、早めに情報を知っておく必要があります。
特に注意したいのは、英語の外部試験や調査書の扱いが大学によって異なるということです。
例えば、英語の外部試験を受ける場合、大学によってどの試験を受ける必要があるかを知っておかないと、
3年生になってからでは対策が遅くなってしまいます。

各大学の新入試の情報を早めに知っておくように努めましょう。
このブログでもわかったことを少しずつお知らせしていく予定です。
しかし、自分で受験する大学の情報は必ず自分で確認してください。

大学入試センター及び各大学のホームページをご覧ください。
大学入試センターホームページ
https://www.dnc.ac.jp
posted by nakaura at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校生

2019年05月23日

10年後の地域の未来 教育にできること

地域を衰退させないために、人口の減少を抑えることが必要です。

教育の分野で考えると次のようなことがあるでしょう。
高校生くらいまでは親元から通える地域の町の学校に通い、
18歳になって大学や専門学校への進学のために町から出て行くようにすれば、
大学や専門学校を卒業してから、生まれた町に戻って来ることを期待できます。
高校までを生まれた町で過ごす方が、社会に出てから戻って来る可能性が
高いのです。

そのためには、地域の小学校から高校までを学びやすい学校にすることと
大学進学を考えて都市部の高校へ進学しなくても、地域の学校から進学できる
ようにすることが必要です。
大学に進学するには、都市部の進学校へ進むことも一つの方法として考えられますが、
必ずしもそうとは限りません。

現実に、根室管内の高校から国立大学や有名私立大宅へ進学している高校生が
たくさんいます。
卒業生の中にも、大学へ進学してさらに大学院へ進学しているものもいます。
中標津の中学から、中標津高校を卒業して大学へ進んだら、
中標津から札幌の進学校に進んだ同級生と大学で、
また同じ学校に通うことになったという例もあると聞いています。
地域の高校からでも大学に進学できるのです。

都市部の高校へ進学することを否定するわけではありませんが、
将来の地域の人材を確保するという意味では、地域の高校から大学や専門学校へ
進学してもらいたいものです。
posted by nakaura at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校生